スタッフさんへのインタビュー |
【 つくる人とつかう人の一期一会を支える 】
実行委員 梅田香里さん
「作家さんとお客さんが直接やり取りできるのが、このイベントの醍醐味。
みなさんが楽しそうにされているのを見ると元気をもらいます」
そう話すのは、ひめじアーティストフェスティバルを陰で支える実行委員の梅田香里さん。
来場される方々に会場マップを配ったり、会場内を巡回して事故やトラブルがないかを
チェックしたり、テキパキと動かれていました。
梅田さんは建築士として働く傍ら、勤務先の建築士事務所に
併設されたギャラリーのスタッフも務めているのだとか。
ギャラリーでは、どう展示すれば作家の思いや作品の良さを伝えられるか、
展示の仕方に悩むこともあるそうです。
「仕事柄、出展作家さんの作品の魅せ方に毎回注目していて、
お客さんの目に留まるよう上手く工夫されている方のディスプレイは参考にさせてもらってます」と、
ギャラリースタッフならではの視点。
実行委員の活動がお仕事にもつながっているようです。
イベントの楽しみ方について、「旅先で記念のものを買うように、心惹かれたものを一つだけ買って、
次の年もまたその時に出会ったものを一つ買う。
そうやって毎年お気に入りをためていくのも面白いんじゃないかな」と梅田さん。
150組を超える出展者が集うこのイベントで、これ!と思える作品に出会えるのは、
まさに一期一会と言えますね。
「昔と比べて気軽にものづくりができる時代になり、若い作家さんの活躍も増えてきました。
そんななか、会場から仰ぐ姫路城は時代を経ても変わらない。
変わるものと変わらないもの、そのアンバランスさを楽しめるのもこのイベントの魅力だと思います」とも語る梅田さん。
その言葉になんだかじぃ~んときました。
姫路城のお膝元というロケーションと、「つくる」人と「つかう」人の交流があってこそのひめじアーティストフェスティバル。
ここ姫路ならではのイベントを、これからも実行委員として支えていってくださいね。